人工知能AIトレードシステムi-Vision(アイ・ヴィジョン)は、最大年利165%というテスト運用結果を叩き出したFX自動売買システムです。
100%を超える年利であれば、かなり楽な生活ができるほどの稼ぎを得られるでしょう。
しかし、現時点でi-Visionで勝てないという報告が5件寄せられています。
そこで実際の相談内容を元にi-Visionがいかに嘘っぱちなツールなのかを徹底的に暴いていきます。
現在i-Visionの購入に悩んでいる方も、買う前にこちらの記事を参考にしてみてください。
i-Visionとは?
i-Visionは世界有数のヘッジファンドよりも10倍以上のリターンを実現したという、世界最高ランクのAI技術使われた自動売買システムです。
こちらの自動売買システムはMT5で使えるようになっています。
「全人類、平等の利益」をビジョンに掲げて、このプロジェクトを立ち上げたそうです。
検証回数は10万回以上で、かなりの自信があることをアピールしています。
気になる中身は以下の通りです。
- i-Vision(自動売買システム)
- 設定マニュアル付きインストローラー
- i-Visionマスター講座・システム運用編
- i-Visionマスター講座・応用編
- FXスタートダッシュ講座(FX基礎講座)
- MT5導入&使い方マニュアル
- i-Vision専用資金管理シート
- 1年間の回数無制限メールサポート
- 無期限・無制限のコメントサポート
- 特別フォローアップ動画
i-Visionの導入から設定などの解説や初心者向けにFXの基礎講座、i-Visionの疑問に答えるフォローアップ動画などがセットとなっています。
サポートは1年間メールにて個別で対応してもらえ、さらに会員向けに誰でも質問・閲覧可能なコメントサポートにより疑問を解決できるようです。
さらに39万円相当にもなる5つの特典もついてきます。
- i-Visionの無期限システムアップデート権
- i-Vision・ラボダイアリー
- i-Vision専用メールセミナー
- i-Visionのシステム設定代行サポート(3ヶ月)
- VPS設定マニュアル
一度購入すれば無期限でシステムのアップデートが可能となるようです。
ラボダイアリーというのは販売会社による開発の裏話などが聞けるものとなっています。
システム設定代行は通話と遠隔操作によりi-Visionを使える状態にしてもらえるようで、上手く設定できない人向けのサポートです。
さらにトレード状況はVPSを設定することでスマホからも確認できるようになります。
i-Visionの稼ぎ方
i-VisionはEUR / USDの10分足専用となっています。
1日のトレード回数は平均3~4回、1トレードあたり平均11.8pipsを獲得できるようです。
平均ポジション保有期間は数時間から1週間以内となっています。
i-Visionの大きな特徴は、8,000以上の勝利パターンを網羅していることです。
FXは歴史が長いため、10年以上のビックデータを分析してAIが学習することで、多くの勝利パターンを使えるようになっています。
細かな値動きもパターン化しているので、初心者もプロ級のトレードを実現できるというわけです。
勝ちトレードを導き出す仕組みでも重要となるコアは、5クオンツAIと呼ばれる独自のアルゴリズムです。
このアルゴリズムには、高度な数字的な手法で様々な市場を分析するクオンツ投資が深く関わっています。
i-Visionでは相場を生み出している要素を数字的に分析し、2時間で80pops動く相場のデータを導き出しているようです。
5クオンツAIが相場から見ている要素は、以下の5つです。
- 現在の価格
- 価格の変動値(ボラティリィ)
- ローソク足が形成される速度
- 相場の周期
- 取引の時間帯
これらの要素から2時間先の相場の動きや動くためのエネルギー、トレードのリスク、各マーケットの価格の動きなどを判断しています。
そのため、荒れ相場でも高い精度で勝ち続けられることを謳っています。
販売金額
i-Visionの通常価格は498,000円(税抜)です。
システム自体は最低でも5,998,000円以上はするほどの品質だそうですが、手に取りやすい価格にするために約50万円の価格まで下げたそうです。
しかし、事前登録者を対象に10万円値下げし、398,000円(税抜)で募集をしていました。
この価格での販売は先着順で、現時点では募集を終了しています。
再販する場合は498,000円になっている可能性がありますが、別の理由を付けて値下げ価格を提示してくる可能性もあるでしょう。
本当に500万円以上の価値があるツールかどうか購入前では検証できません。
大きく値が下がったとはいえ大きな買い物なので、簡単に購入を決めてしまわないようにしましょう。
開発・販売会社
i-Visionを販売するのは株式会社Logical Forexです。
投資助言・代理業を行うクロスグループのグループ会社で、投資システムの開発に特化しています。
厳しい審査をクリアした世界水準の品質・最高クラスのシステムのみの提供と、クロスグループを通じての全面サポートを約束に掲げています。
そして、i-Visionの開発にあたりタッグを組んだのは株式会社LAplustです。
農業や金融などの分野をAIなどのテクノロジーで支援している会社で、AI開発のスペシャリストです。
AIプログラミングコンペティションでも優勝経験があるようです。
個人農家向けアプリ「アグリハブ」にて病害虫診断エンジンを提供した実績もあり、事業や経営は健全と言えるでしょう。
どちらの会社も法人登録をしており、会社としてしっかり成り立っています。
ただし、クロスグループは誇大表現で商材を販売している傾向が強いです。
その広告文に惹かれて購入してみたものの、思うような結果を出せなかったという話も少なくありません。
i-Visionを実際に使った体験者の被害相談内容
i-Visionを購入した人の中には大きく損失を出してしまった人もいます。
今回お話を伺ったWさんは、システムの購入費も含めて157万円もの資金を失うことになりました。
どうしてここまでの損失につながったのか、インタビュー内容をご紹介します。
i-Visionは稼げない!体験者の証言を元に分析
i-Visionは世界最高レベルのAIを持ちながら、なぜ稼げないシステムなのでしょうか?
その理由をWさんのインタビューや他の相談者の証言を元に分析してみました。
勝てる手法ではない可能性が高い
i-Visionが稼げるかどうかは、トレーダー各自が試してみないと分かりません。
しかし、実践者の中には稼げないという報告もあるので、このシステムでは稼げない可能性が高いです。
まずAI技術が使われていると言われると、「すごい」「稼げそう」というイメージを強く持つことでしょう。
確かにAIは様々な問題を解決してくれる先端技術ですが、だからといってFXが必ずしも有利になるとは言えません。
あくまでも過去の相場データを元に勝利パターンを分析しているだけで、リアルチャートを分析してトレードを行っているわけではないのです。
そのため、過去の相場にない動きがあれば負ける可能性もあり万能というわけではありません。
i-Visionではどんなロジックが使われているのか、はっきりと紹介されていないので優位性を確認できないことも危険な部分です。
10万回以上の検証を行っているそうですが、その結果も直近5ヶ月分であり継続した結果は公表されておらず、実績の信憑性も低いと言えます。
また、i-Visionは小さな利益でコツコツと稼ぐ一方で、-100 pips以上のポジションでも損切りしないシステムとなっています。
いわゆるコツコツドカン型の自動売買システムなので、大きな負けが損失を増やすリスクにつながっています。
謳い文句がそもそも現実的ではない
i-Visionは最大年利165%という驚異的な結果を謳っています。
あくまでも最大なので実際はもっと下がると考えられます。
ただし、実際にどれくらいの年利になるか平均値は公開されておらず、165%という部分だけが強調されています。
また、世界有数ヘッジファンドを勝ることを主張しており、例として有名なAIヘッジファンドの2社の実績を表示しています。
ルネッサンステクノロジーとツーシグマ・インベストメンツといえば100人以上の技術者が在籍するヘッジファンドです。
技術者の多くは世界的にも有名な大学出身者や実力を持つ人が揃っています。
そんな技術集団でもAIでの運用は大きくても70%の年利に留まっています。
一方、i-Visionは日本の高専出身の技術者数名で開発されており、世界レベルを上回る結果を出すことは現実的に難しいと考えられます。
匿名の掲示板では年利に関するi-Visionサポート事務局からの返答を紹介した口コミがありました。
年利165%につきまして、
過去検証による最高年利となっており、
実際に想定している年利は5~10%程となります。
引用元:暴露板
販売ページには最高年利を強調していますが、想定年利についての記述はありません。
実際には5~10%になるという回答があるようなので、誇大表現で集客している事実が窺えます。
i-Visionや販売会社の口コミが良くない
i-Visionや販売する株式会社Logical Forex及びクロスグループに関する口コミを調べてみました。
するとシステムと会社に対して悪い印象を持つ声がたくさん出てきました。
では、口コミの一部をご紹介しましょう。
マジでマイナス100PIP塩漬けEAだったんだ・・・・
酷過ぎるな・・・・月額での再募集とかしてまで集めようとしてたのに自信があるんだと思ったが。
マイナス100PIPとかマイナススワップだったら、どうすんの?
相当な証拠金維持率ないと無理だな
引用元:暴露板
しかし、-100pipsを超えても損切しない。
勝つまで塩漬け。
そりゃあ、勝率90%超えるわな。
引用元:暴露板
フォワード成績見ると、コツコツドカン負けの利小損大タイプ見える。
自動売買で疲れないのに、わざわざノイズの多い5Mでやる意味がない。
ポンド系メジャー通貨の1H以上でとかでやればもっと安定して爆益出せるだろうに。
自動学習の無駄遣い。
引用元:暴露板
確かに開発はマジでしてるように見えるが、
何分今まで積み上げてきたクロスの信頼が、底辺過ぎるから・・。
引用元:暴露板
しかしクロスはいくつ必勝法を持ってるの?
それ使ってもまだ社員全員億万長者にならんか?
だから必死に売り捌いてるのか(笑)
じゃそれ必勝法じゃないやん。
引用元:暴露板
i-Visionはコツコツドカン負けのシステムだと感じた購入者は多いようです。
自動売買でありながら、ノイズの多い5Mでトレードすることに疑問を持つ声もありました。
クロスグループに関する批判的な意見も多く、トレーダーからはあまり信頼されていない会社であると言えます。
i-Visionは購入するべきではない
今回は株式会社Logical Forexが販売するi-Visionをご紹介しました。
i-Visionは世界水準のAIを使った自動売買システムと言われていますが、実際は大損利少のリスクの高いシステムでした。
自動であっても資産管理に徹底しないとあっという間に損失を増やす可能性があります。
また、販売サイトでは誇大表現も目立ち、実際の運用とギャップを感じてしまう可能性があるでしょう。
被害相談以外に匿名掲示板でもコツコツドカン負けという結果が報告されており、AI技術やロジックの優位性もはっきりしていません。
商品自体も高額なので、i-Visionの購入はおすすめできないシステムです。